国債発行市場の仕組み
2024年06月30日
上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
前回は国債の役割とその種類を解説しました。今回は、国債発行市場の仕組みとして、国債発行市場と国債市場特別参加者制度を中心に解説します。 (うえなか・たかあき 税理士)
1 国債市場
財務省が国債を発行するときは機関投資家 (銀行、証券会社、保険会社など)を対象に国債の入札を行います。このように財務省が国債入札により資金調達を行う市場を発行市場(プライマリー市場)といいます。これに対し、すでに発行された債券を売買する市場として流通市場(セカンダリー市場)があります。国債市場は、この 2 つに区分することができます【図表 1 】。 【図表 1 :国債市場】2 プライマリー・ディーラー制度
欧米主要国ではプライマリー・ディーラー (primary dealer)制度この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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