副業人材の受入れ・活用の留意点

労務管理なんでも相談
島﨑髙偉
(中小企業診断士)
働き方改革で「多様な働き方」として副業・兼業が容認され、副業を認める企業も増え、送り出す側の体制整備は進んでいますが、受け入れる側はどんな点に気をつければよいでしょうか。 

1 副業人材受入れのメリットと課題

 令和 2 年に厚生労働省がモデル就業規則を改定して、副業・兼業に関する規定が新設されてから、大企業を中心に副業・兼業を認める企業が増えています。ただし、この規定を参考に副業・兼業を認める(送り出す側)の体制づくりは進んでいますが、受け入れる側の体制は十分な議論がなされていないようです。経営環境が大きく変化し、人手不足に加え、ITの推進や経営革新等高度な経営課題への取組みが課題となり、その解決のために高度な専門知識や経験を持つ人材の活用が必要になっています。副業・兼業に
                           

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