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亀岡保夫
（かめおか・やすお　公認会計士）  　私は、公益財団法人の経理担当です。当法人の教育事業の拠点としている建物は、不動産賃貸借契約を締結して賃借しています。当該建物退去時における原状回復に関する債務を有していますが、賃貸資産の使用期間が明確でなく、移転する予定もないことから、資産除去債務を合理的に見積ることができないため、当該債務に見合う資産除去債務を計上していませんでした。しかし、急遽きゅうきょ、3 年後の教育事業の廃止が決まり、除去費用の見積額が提示されました。不動産賃貸借契約において敷金を支出しています。資産除去債務の計上はどのようにするのでしょうか。ご教授ください。 

1 　資産除去債務

　「資産除去債務」とは、有形固定資産の取得、建設、開発また