仕組債の特徴⑴
2025年07月31日

上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
仕組債は、利率、償還期限、償還金額などが変動するというような一般的な債券にはない「仕組み」を持っています。仕組債は高い利回りを期待できることから資産運用の柱としている法人や、これから資産運用の一環で保有を検討する法人もあるかと思います。今号からは仕組債の特徴について解説します。 (うえなか・たかあき 税理士)
1 デリバティブとは
仕組債は、デリバティブ取引の仕組みを一般的な債券に組み入れることによって組成された債券です。デリバティブ(derivative)は株式や債券などの金融商品から派生して開発された金融商品(オプション取引など)の総称で、金融派生商品とも呼ばれています。株式や債券などの有価証券や、穀物や原油などの現物商品の価格変動リスクに対するリスク管理のためにデリバティブは開発されましたが、現在では、投機目的の取引も行われています。デリバティブ取引の主な種類として先物取引、オプション取引、スワップ取引の3 つを挙げることができます。
2 先物取引
先物取引は、商品(資産)を将来の特定の時点であらかじめ決めた価格で売買す月刊公益オンラインとは
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