公益・一般法人オンライン

国家公務員A
霞が関界隈の住人です。時折、山にも出没します。奥山で熊を見かけたことは何度もありますが、下界で熊に会いたくないと切に思います。 　これまで、行政の内部における制度の建前と実際の運用の狭間の話をしてきました。今回は、違った角度から話をしたいと思います。いつものことですが、記載した内容は、筆者の個人的な記憶に基づく感想・個人的意見であり、いかなる意味でも所属組織、委員会の考え方を示すものではありません。 

事故はめったに起こらない

　最近は行けていませんが、よく山に行きます。山は危ないと言われることがあります。
　しかし、「事実」を言わせてもらうと、事故はめったに起こりません。軽装で山に行っても、悪天の中で山に行っても、そうそう事故は起こらないのです。
　健康でそこそこに体力がある者が、夏に軽装で富士山に行っても、10人中9 人は何事もなく下りてくるでしょう。10人に1 人くらいは苦労するでしょうが、そういう人が10人いるとして、うち9人は「辛かったね」という程度でしょう。終わってみればよい思い出、というやつです。そして、辛