最新モデル経理規程から学ぶ実務
―条文解説と日々の業務のつなげ方―(前編)
2026年02月14日
上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
(うえなか・たかあき 税理士)
Ⅰ はじめに
公益法人は、事業に必要な資金について、高い透明性をもって管理することが求められています。その透明性や健全性を保つために、意思決定プロセスや業務執行、会計処理などを明確化した内部規程を整備しています。内閣府ホームページでは、参考となるモデル規程を一部掲載しており(注)、その中には小規模法人向けのモデル経理規程(以下、「モデル規程」という)があります。経理規程を遵守することで、不正行為の抑止が期待されますが、「業務をスムーズに進めるための手引書」としても、法人運営に活用できると筆者は考えています。
小規模な法人では、経理担当者が他の業務と兼務していることや、経理経験が乏しいケースもあるでしょう。本稿では、2回にわたりモデル規程を基に、経理業務のポイントを解説していきます。
Ⅱ 経理業務の分類
経理業務は、日次業務・月次業務・年次業務の3つに分類できます。日次業務は、現預金の出納や会計帳簿への記帳など、毎日行う業務です。月次業務は、請求書の受領や振込、月次試算表の作成など、月ごとに行う業務です。年次業務は、予算書や財務諸表の作成など、年単位で行う業務です。
毎日行う主要な業務のうち、現預金の出納に関する業務は、モデル規程の第5章で「金銭」として、会計帳簿への記帳は、第2章で「勘定科目及び帳簿組織」として規定されています。本稿の前編では、日次業務と月次業務のうち、金銭と帳簿に関するポイントを解説します。
Ⅲ 小口現金の取扱い
1 金銭支払いの原則と銀行振込
モデル規程では、金銭は預金口座へ預け入れておき、支払いは銀行振込で行うことを原則としています。預月刊公益オンラインとは
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