【景気短評】15年目を迎えた景気ウォッチャー調査

山澤成康
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)

 内閣府が発表している「景気ウォッチャー調査」は今年で15年目になった。この統計は「街角景気指標」と呼ばれることもあり、景気の実感を捉えるためにさまざまな人に、景気に関してアンケート調査したものである。国内総生産(GDP)に代表される経済統計には癖があって、景気の実感と乖離する場合がある。そこで庶民の景気の実感を反映させようとして開発されたのが「景気ウォッチャー調査」である。タクシーの運転手やスナックのママに景気動向を聞いた指標、と言われることもある。確かに、幅広い職種の人に景気動向を聞いてはいるが、全部で2,050人のサンプルのうち、タクシーの運転手は44人、スナック経営者は14人である。実際には業種構成なども考慮して様々な業種の人に景況感を聞いている。海外ではアンケート調査を基にした統計

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