設備投資調整は始まるか

門多 治
(かどた・おさむ エコノミスト)

 4月1日公表の3月調査日銀短観では、大企業・製造業の業況判断DIは、2年ぶりに大幅悪化した。中国の景気悪化や米中貿易摩擦の不確実性が背景にあるものとみられる。ではこの勢いで内需が下振れして、設備投資の大幅調整まで進むのか。今回は設備投資の今後についてみてみる。
 3月調査日銀短観では、製造業・大企業の業況判断DIは12月調査比7ポイント悪化して12となった。先行き6月も8への悪化が見込まれている。このような大幅な悪化は6ポイント悪化した16年3月調査以来である。中小企業製造業の業況判断DIも12月調査の14から8ポイント悪化して6となった。3月調査を業種別にみると、大企業では紙パルプ、非鉄金属、木材・木製品のDIが6~21ポイント低下してマイナスとなったほか、DIの水準は6~20とプ

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