基本財産の現金預金を財源として基本財産を取り崩すことなく満期保有目的で債券を取得した場合の会計処理について
2023年10月14日
亀岡保夫
(かめおか・やすお 公認会計士) 【質問】 私は、公益財団法人の経理担当です。当法人は定期預金を基本財産として保有しています。定期預金が満期を迎えるので、少しでもいい運用をしたいと思い、満期保有目的で債券金額が定期預金と同額の債券を購入する予定です。基本財産を取り崩さないで、金額も維持したいと思っています。債券を債券金額より高い価額で取得する場合と、債券金額より低い価額で取得する場合の会計処理をご教授ください。
【回答】
(かめおか・やすお 公認会計士) 【質問】 私は、公益財団法人の経理担当です。当法人は定期預金を基本財産として保有しています。定期預金が満期を迎えるので、少しでもいい運用をしたいと思い、満期保有目的で債券金額が定期預金と同額の債券を購入する予定です。基本財産を取り崩さないで、金額も維持したいと思っています。債券を債券金額より高い価額で取得する場合と、債券金額より低い価額で取得する場合の会計処理をご教授ください。
【回答】
1 償却原価法とは
公益法人会計基準(平成20年 4 月11日、最終改正令和 2 年 5 月15日 内閣府公益認定等委員会)注解(注 9 )では「満期保有目的の債券を債券金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において、取得価額と債券この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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