財団・社団法人のDX実態調査
オンライン会議5割が利用
2024年08月31日
本誌編集部:矢吹有鼓
その一方で、98法人(5.4%)が「全く利用していない」という状況もあり、頻度の少ない「1か月・半年・1年に1回」の割合と加えると全体の 1 割に及び、法人によって取り組みの姿勢や体制の違いが異なることも見て取れる。 【
1 はじめに
昨今のDX(デジタルトランスフォーメーション)の潮流において、財団・社団法人のDXがどれくらい浸透し進んでいるかについて、実態アンケートを行った。アンケートは全国の公益法人・一般法人15,547法人を対象とし、このうち1,806の法人から回答を得た。社団法人の日常的な業務に広く利用されてい実施時期は令和6年3月1日から3月29日とし、依頼はFAXで行い、回答はWEBフォームおよびFAXで受け付けた。ご協力いただいた各法人に感謝申し上げる。2 設問の概要
設問はQ 1 からQ 9 まで用意し、Q 1 ~ 3 は業務におけるデジタルツールやシステムの利用頻度、環境および課題についてたずね、Q 4・5 では国・都道府県公式公益法人行政総合情報サイト「公益法人information」の利用状況を確認した。Q 5 以降は情報サイトの利用者に限って回答してもらい、自由記述も含めて使い勝手や期待する改善ポイント等を具体的に調査した。3 デジタルツールやシステムの利用頻度
Q1 貴法人の業務においてデジタルツールやシステムをどの程度利用していますか?まず初めに、利用状況についてたずねた。【図表1】に示したように、回答を得た1,806法人のうち、1,424法人(78.8%)が毎日使用していると答えた。「2 ~ 3 日に 1 回」もあわせると全体の 8 割を超えることからも、デジタルツールやシステムが、財団・社団法人の日常的な業務に広く利用されていることがわかる。その一方で、98法人(5.4%)が「全く利用していない」という状況もあり、頻度の少ない「1か月・半年・1年に1回」の割合と加えると全体の 1 割に及び、法人によって取り組みの姿勢や体制の違いが異なることも見て取れる。 【
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