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借越限度額

　小切手を振り出した際には、当座預金のマイナスとして仕訳を行う。本来であれば、小切手を振り出せる限度額は、当座預金口座の残高が上限となるはずである。もし、その上限を超えて小切手を振り出した場合には、その小切手は銀行に持ち込まれても換金ができない、いわゆる不渡りとなり、銀行との取引の停止といった形でその法人は信用を失うことになる。
　しかし、当座預金を開設している銀行と、あらかじめ当座借越契約を結び、期間、利率及び借越限度額を事前に決めておけば、その借越限度額までは小切手を振り出すことができる。すなわち、この借越限度額を上限として、当座預金の残高を超えて振り出された小切手の分については、自動的に銀行から借入れを行っている状態となる。