公益認定基準その2 中期的収支均衡
2025年12月31日
出口正之
(でぐち・まさゆき 内閣府認定等委員会元委員・本誌編集委員長) 連載の趣旨 本連載は「公益認定等ガイドライン(以下「ガイドライン」)」をしっかりと読んで頂くための道標です。ゴシックで記載した頁数はガイドラインの頁数となりますので、是非ガイドラインを片手に読んでください。また、アウトラインの項目とピックアップ解説の項目は対応しています。 アウトライン1 趣旨 令和6 年の公益法人制度改革で、法人の自主的・自律的な経営判断がより尊重される仕組みとされる中、収支相償から中期的収支均衡への規制の変更は改正の大きな柱の一つです(ガイドライン5 頁参照)。「法人の自主的・自律的な経営判断がより尊重される」ことを前提にガイドラインを理解することが肝心です。 2 内容(A)通常の算定方法と特例算定方法の二種類の算定方法(B)通常の算定方法における当該事業年度の収支(剰余額/欠損額)の算定の考え方(C)当該事業年度に年度剰余額が生じた場合:過去4年間の欠損額と通算(D)当該事業年度に年度欠損額が生じた場合:古いものから順に通算(E)中
(でぐち・まさゆき 内閣府認定等委員会元委員・本誌編集委員長) 連載の趣旨 本連載は「公益認定等ガイドライン(以下「ガイドライン」)」をしっかりと読んで頂くための道標です。ゴシックで記載した頁数はガイドラインの頁数となりますので、是非ガイドラインを片手に読んでください。また、アウトラインの項目とピックアップ解説の項目は対応しています。 アウトライン1 趣旨 令和6 年の公益法人制度改革で、法人の自主的・自律的な経営判断がより尊重される仕組みとされる中、収支相償から中期的収支均衡への規制の変更は改正の大きな柱の一つです(ガイドライン5 頁参照)。「法人の自主的・自律的な経営判断がより尊重される」ことを前提にガイドラインを理解することが肝心です。 2 内容(A)通常の算定方法と特例算定方法の二種類の算定方法(B)通常の算定方法における当該事業年度の収支(剰余額/欠損額)の算定の考え方(C)当該事業年度に年度剰余額が生じた場合:過去4年間の欠損額と通算(D)当該事業年度に年度欠損額が生じた場合:古いものから順に通算(E)中
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