自治体出資の公益法人に迫る「改革」の波
―先進的な運営例と新たな展開への提言―
2026年02月14日
出井信夫
(いでい・のぶお 元東北公益文科大学大学院教授)
(いでい・のぶお 元東北公益文科大学大学院教授)
- CATEGORY
- 法人運営
- 対象法人格
- 公益法人・一般法人
- 対象職位
- 職員・管理職
目 次
Ⅰ はじめに
今日、地域住民ニーズの多様化や少子高齢化の進展など、激変する社会環境の中で、自治体の行財政運営の舵取りは極めて困難である。とりわけ、自治体が出資・出捐えんする公益法人の運営は、指定管理者制度の導入や公益法人制度の改革などに直面し、その対応に苦慮してきたことと推察する。本稿では、自治体出資・出捐の公益法人における今後の事業推進に供することを目的に、総務省の「第三セクター等の状況に関する調査」を基に自治体出資・出捐の公益法人の概況を述べる。
さらに、指定管理者の状況について触れ、その上で、総務省の「自治体出資・出捐の公益法人等の改革等の事例」の調査から先進的な公益法人の運営例を紹介し、自治体出資・出捐の公益法人の新たな展開について提言を試みる。
Ⅱ 自治体出資・出捐の公益法人の概況
1 令和7年度における法人数
総務省の「第三セクター等の状況に関する調査」(令和7年度)によれば、令和7年3月31日時点における地方公共団体(自治体)出資・出捐の公益法人数は社団・財団法人が3,035法人となっている【図表1】。2 経営状況の調査結果
同調査は、次の法人を対象に「経営状況」も調べている。①地方公共団体の出資割合が25%以上の社団法人・財団法人及び会社法法人(複数の地方公共団体の出資割合の合計が25%以上の法人を含む。)、②出資割合が25%未満であるものの、地方公共団体から財政的支援(補助金、貸付金、損失補償及び債務保証)を受けている社団法人・財団法人及び会社法法人、③地方三公社、④地方独立行政法人。経常損益については【図表3】に示す通り、調査対象法人5,760法人のうち経常黒字の法人は3月刊公益オンラインとは
財団法人・社団法人に特化した支援プログラム"シェアコモン200"の利用法人様向け実務専門誌『月刊公益』の記事を中心に、公益・一般法人に関するニュースや専門家による解説などをお届けする情報配信プラットフォームです。
詳しくはこちら
無料登録のご案内
「月刊公益オンライン」に無料登録すると、登録の方限定の記事をご覧いただけるなど、実務に役立つさまざまな特典をご用意しております。
限定記事や
実務カレンダーが読めます!
「月刊公益オンライン」の無料登録の方限定記事や各月の事務局の作業内容がつかめる「実務カレンダー」をご覧いただけます。
最新の法改正に関する
セミナーなどの情報を受け取れます!
公益認定法改正など、最新の法改正とその対応に関するセミナーをはじめ、公益・一般法人の運営に必要な知識を深めることができる講習会の情報をお受け取りいただけます。
よくあるご相談内容をピックアップして
メールにてお届けいたします!
よくあるご相談内容に弁護士や税理士などの専門家が回答するQ&A集を、メールにてお受け取りいただけます。日々の業務のお困りごとや疑問解決にお役立てください。
公益法人・一般法人に特化した専門書籍を
10%オフで購入できます!
月刊公益オンラインを運営する公益法人協会では、社団・財団法人のための出版物を多数発行しております。無料登録いただいた方は、通常価格から10%割引でご購入いただけます。
