定期提出書類チェックリスト
―“新”財務三規律への実務対応―

上仲孝明
(うえなか・たかあき 税理士)
  Summary 令和7年4月の制度改革により、公益法人の財務三規律が刷新された。収支相償は「中期的収支均衡」へ移行し、5 年間での収支判定や赤字の4 年間繰越が可能となった。遊休財産の保有制限は「使途不特定財産」へと名称変更され、上限額は過去5年間の事業費平均に基づき算定されるなど、運営の柔軟性が高まっている。本稿は3月決算法人を前提に、新様式の定期提出書類の作成ポイントを網羅的なチェックリスト形式で解説する。旧制度下の剰余金解消手順や情報開示強化への対応も整理されており、法人の透明性向上と円滑な実務を支援する内容だ。  

Ⅰ 新制度で変わる定期定出書類

 公益法人制度が令和7年4月に変わり、社会変化に柔軟・迅速に対応してより効果的な公益活動を行えるように、財務規律の柔軟化、行政手続の簡素化・合理化、自律的ガバナンスの充実、透明性の向上などの仕組みが見直されました。
 認定法の施行日は令和7年4月1日であるため、この日以降に開始した事業年度について作成する定期提出書類は、新制度に基づいて作成することになります。
 本稿では、定期提出書類の作成にあたって注意すべきことを整理するとともに、改正後の財務三規律について解説します。なお、公益法人は3月決算( 4月1日から3月31日)が多いため、本稿では3 月決算法人という前提で説明を進めます。 

Ⅱ 新財務三規律の概要と実務対応

 定期提出書類(事業報告等に係る提出書類)は、大きく次の5つの書類で構成されています。① 提出書(かがみ文書)② 運営組織に関する重要な事項について記載した書類③ 事業活動に関する重要な事項について記載した書類④ 法人の財務に関する数値及びその計算の明細について記載

この記事はシェアコモン200利用法人限定です。

※ライトプランの方は一部記事のみお読みいただけます。

利用法人の方は、下記からログインしてください。
シェアコモン200のサービスについて、詳しく知りたい・登録したい方はお問合せください。

ログイン

無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。

  1. 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
  2. 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
  3. よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!
無料登録はこちら

月刊公益オンラインとは

財団法人・社団法人に特化した支援プログラム"シェアコモン200"の利用法人様向け実務専門誌『月刊公益』の記事を中心に、公益・一般法人に関するニュースや専門家による解説などをお届けする情報配信プラットフォームです。

詳しくはこちら
専門誌

無料登録のご案内

「月刊公益オンライン」に無料登録すると、登録の方限定の記事をご覧いただけるなど、実務に役立つさまざまな特典をご用意しております。

特典1

限定記事や
実務カレンダーが読めます!

「月刊公益オンライン」の無料登録の方限定記事や各月の事務局の作業内容がつかめる「実務カレンダー」をご覧いただけます。

特典2

最新の法改正に関する
セミナーなどの情報を受け取れます!

公益認定法改正など、最新の法改正とその対応に関するセミナーをはじめ、公益・一般法人の運営に必要な知識を深めることができる講習会の情報をお受け取りいただけます。

特典3

よくあるご相談内容をピックアップして
メールにてお届けいたします!

よくあるご相談内容に弁護士や税理士などの専門家が回答するQ&A集を、メールにてお受け取りいただけます。日々の業務のお困りごとや疑問解決にお役立てください。

特典4

公益法人・一般法人に特化した専門書籍を
10%オフで購入できます!

月刊公益オンラインを運営する公益法人協会では、社団・財団法人のための出版物を多数発行しております。無料登録いただいた方は、通常価格から10%割引でご購入いただけます。