第3回 採用で「未来」を語るべき理由
2026年05月31日
志村智彦
(しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
採用に悩む組織には「過去と現在の話に終始している」という共通点があります。今回は、本連載で解説している人事戦略「リクルーティング・イノベーション」の2つ目の視点「過去・現在だけでなく「未来」を語る」についてお伝えします。 (しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
「過去・現在」に偏る組織紹介
採用担当者の方から「どうすれば求職者を動機付けられるのか」というご相談をよく受けます。筆者は約20年に渡り多くの会社説明会を見てきましたが、動機付けに悩む組織には共通点があります。それは、「自社の説明で “過去”と“現在”しか語っていない」ということです。組織の「過去」と「現在」とは、具体的に組織の沿革・実績、概要、取引先・事業内容・労働条件などを指します。もちろんこれらも重要な情報ですが、持続可能な組織を作る採用を成功させるためには、「未来視点」でメッセージを作る意識が求められます。
組織は本来、「こんな未来を実現したい」という意志のもとに事業を営んでいます。また、個人のキャリアや働く目的も、「より良い未来、より良い暮らしを実現したい」という願いに向けて形成されます。
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