第4回 「法人視点」から「求職者視点」へ
2026年06月30日
志村智彦
(しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
小規模組織が採用力を強化するための人事戦略「リクルーティング・イノベーション」を5つの視点から解説している本連載。今回は3つ目の視点にあたる「「法人視点」から「求職者視点」へ」についてお伝えします。 (しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
「法人視点」から「求職者視点」へ
採用の現場において、「情報の非対称性」が課題になっていることが少なくありません。「情報の非対称性」とは、当事者間で保有する情報量に格差があり、一方が不利な立場に置かれる状態を指します。採用では、求職者側は職務経歴書・志望動機・自身の長所や短所・前職の退職理由など、採用の過程でありとあらゆる情報を開示させられる一方で、組織が開示する情報は限定的です。情報が不足したまま選考が進めば、求職者は不安を抱えたまま意思決定を迫られることになります。不安が解消できなければ、よりリスクの少ない選択として「辞退」を選ぶのは当然の判断です。
採用における「情報の非対称性」を解消し、自社に興味を持ってもらうためには、「法人視点」ではなく「求職者視点」に立って採用プロセスや手法を再検討することが求められます。&
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