実務における収益事業の判定ポイント
―令和6年度公益法人制度が区分経理や収益事業課税に与える影響と対応策―
2026年07月31日
清水謙一
(しみず・けんいち 税理士・中小企業診断士・CFP®)
(しみず・けんいち 税理士・中小企業診断士・CFP®)
- CATEGORY
- 会計・税務
- 対象法人格
- 公益法人・一般法人
目 次
Ⅰ はじめに
第1回目(『月刊公益』No.1134掲載)の「収益事業課税」入門では、収益事業課税の基本的な考え方や区分経理、収益・費用の配賦の仕組みを確認しました。第2回目の今回は、国税庁の質疑応答事例をもとに、実務における収益事業の判定ポイントと、令和6年度公益法人制度が事業区分や収益事業課税に与える影響・対応策を解説します。
その前提として、公益社団法人・公益財団法人では、まず対象事業が公益目的事業に該当するかを確認します。該当する場合、その事業から生じた所得は法人税の課税対象となりません。したがって、以下の収益事業の判定は、公益目的事業に該当しない場合を前提とします。
Ⅱ 最新事例にみる課税リスク
国税庁の質疑応答事例で、「公益法人等が、動画配信サービスを行うプラットフォーマーに動画コンテンツを提供し、収入を得る場合の課税関係」が公表されています。近年のデジタル化に伴い、公益法人等がYouTubeなどのプラットフォームから得る収益をどう扱うべきかを明確にした重要な指針です。
結論からいうと、この収益は、無体財産権の提供を行う事業にあたるため、収益事業に該当して
月刊公益オンラインとは
財団法人・社団法人に特化した支援プログラム"シェアコモン200"の利用法人様向け実務専門誌『月刊公益』の記事を中心に、公益・一般法人に関するニュースや専門家による解説などをお届けする情報配信プラットフォームです。
詳しくはこちら
無料登録のご案内
「月刊公益オンライン」に無料登録すると、登録の方限定の記事をご覧いただけるなど、実務に役立つさまざまな特典をご用意しております。
限定記事や
実務カレンダーが読めます!
「月刊公益オンライン」の無料登録の方限定記事や各月の事務局の作業内容がつかめる「実務カレンダー」をご覧いただけます。
最新の法改正に関する
セミナーなどの情報を受け取れます!
公益認定法改正など、最新の法改正とその対応に関するセミナーをはじめ、公益・一般法人の運営に必要な知識を深めることができる講習会の情報をお受け取りいただけます。
よくあるご相談内容をピックアップして
メールにてお届けいたします!
よくあるご相談内容に弁護士や税理士などの専門家が回答するQ&A集を、メールにてお受け取りいただけます。日々の業務のお困りごとや疑問解決にお役立てください。
公益法人・一般法人に特化した専門書籍を
10%オフで購入できます!
月刊公益オンラインを運営する公益法人協会では、社団・財団法人のための出版物を多数発行しております。無料登録いただいた方は、通常価格から10%割引でご購入いただけます。
