出向者受入れにおける留意点
2019年11月27日

土屋正憲
(つちや・まさのり 中小企業診断士)
(つちや・まさのり 中小企業診断士)
業務上関係する法人に在籍している職員を、2年間出向という形で受け入れることになりました。初めてのことなので、どのような点に注意したらよいか具体的な内容について教えてください。 お尋ねのケースは、元の法人との間で従業員としての地位を維持しながら、他の事業者においてその指揮監督の下で長期間にわたり就労する、いわゆる「在籍出向」と呼ばれるものと考えられます。トラブルになりがちな点とその対応について、以下に説明します。
1 出向者に対する使用者責任
出向者に対する労働契約自体は、基本的に出向元と継続され、出向先との関係では、部分的に労働契約関係が成立している「二重の雇用関係」にある状態と解されます。特にこれに関して規定している法律はないため、労働者保護関係法規等における雇月刊公益オンラインとは
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