【NEWS】Statistics 平成27事務年度における公益法人等への税務調査事績〜公益法人等の不正所得金額は約2.5倍増!!
2019年07月16日
解説 上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士)
本年11月、国税庁から、「平成27事務年度法人税等の調査事績の概要」が公表され、平成27事務年度(平成26年7 月〜平成27年6 月)において課税対象となる収益事業を行った公益法人等(法人税法別表第二に掲げる法人)の調査事績が明らかとなった。(うえまつ・きみお 税理士)
これによると、公益法人等(宗教法人、財団・社団法人、社会福祉法人、学校法人、その他。以下同じ。)の合計で、「申告漏れ所得金額」が74.1億円(95.3%)、そのうち「不正所得金額」は4.3億円(248.0%)であった(カッコは前年対比。以下、カッコ内の百分率につき同じ)。 本稿においては、財団・社団法人を中心として公益法人等の類型ごとの状況について確認するものとする。
Ⅰ 処理件数の推移
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