第41回
【Q98】外国語で作成された理事会議事録の扱い
【Q99】理事会での白票、棄権者の取扱い
2018年06月07日
渋谷幸夫
(しぶや・ゆきお 全国公益法人協会特別顧問)
A98(しぶや・ゆきお 全国公益法人協会特別顧問)
1 理事会議事録は、外国語ではダメか
法人の理事構成が、殆ど外国人という法人もかなり存在しています。この場合、理事会の議事録につき、日本語で作成すべきか、または外国語で作成すべきかの問題があります。日本語で議事録を作成しても、代表理事は日本語が分からないということで、署名をしてくれない法人もあるようです。公益法人の場合、公益法人認定法22条1項の規定による同法21条1項に関する事業計画書、収支予算書等の書類の行政庁への提出に際しては、理事会の承認を受けている場合には、当該理事会の議事録を添付することとされています(認定法施行規則37条)。
この場合、作成される理事会議事録については、例えば、理事全員が外国人(ドイツ人)である場合には、外国語(例え
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