其之十九 会計言語を統一せよ!?(後編)
2019年04月09日
古市雄一朗
(ふるいち・ゆういちろう 大原大学院大学准教授)
(ふるいち・ゆういちろう 大原大学院大学准教授)
(前回のあらすじ)
大学生活4年間の学習でスペイン語を全く話せるようにならなかった筆者は、英語の便利さと国際言語の必要性に目覚める。しかしながら、既にエスペラントという国際共通語があるが普及の方は今ひとつということが発覚。一方、ビジネス言語と例えられる会計においても国際会計基準(IFRS)による会計基準の統一化が話題になっているが、日本での普及は未だ発展途上。その問題を解く鍵は、「比較可能性」という概念であった。
言語の世界的統合というバベルの塔(注)から続く人類史のタブーに踏み込む問題作は、今号に続くのであった。
「比較」が「可能」とはどういうことか?
会計基準の国際統合の必要性として必ず主張されるのが、世界の会計基準がひとつにされることにより会計情報この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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