【景気のゆくえ】2020年の日本の景気
2019年12月25日
門多 治
(かどた・おさむ エコノミスト)
(かどた・おさむ エコノミスト)
新年を迎えて2020年の日本の景気の先行きを見通してみよう。まず外的条件としては、3つほどポイントがある。
まず、第1に、国際機関の予測で見込まれている中国を含めた新興国経済の持直しが順調に進むかという点だ。中国での政策対応は12月開催された「経済工作会義」でもインフラ投資を中心にきめ細かな対応が示されたものの、そもそも効果がうまく出るか、雇用悪化を背景とする民需の下押しがその効果を相殺してしまわないかという点だ。また、インドの足元の落込みも気掛かりである。
第2に、米中貿易戦争の行方である。米国大統領選挙を前にトランプ氏の対中戦略がさらに強硬になることは見込みにくいものの、今までの関税政策変更がどの程度米国経済を今後下押しするか、また、日本にも悪影響が波及するかという点で
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