資産除去債務と減損の関係
2018年05月21日
亀岡保夫
(かめおか・やすお 公認会計士)【質問】当法人では、建物建設中に将来除去が必要な有害物質が発生したため、耐用年数が到来した時点で建物を取り壊し、対策工事を行う予定です。当該対策工事費用は固定資産の減損に係る会計処理では減損損失の一部を構成するものと考えていましたが、資産除去債務会計基準ができてからは減損損失の一部を構成しないと聞きました。しかし、具体的にどのように会計処理が違うのかよく分かりません。どうぞ、ご教授ください。
【回答】
(かめおか・やすお 公認会計士)【質問】当法人では、建物建設中に将来除去が必要な有害物質が発生したため、耐用年数が到来した時点で建物を取り壊し、対策工事を行う予定です。当該対策工事費用は固定資産の減損に係る会計処理では減損損失の一部を構成するものと考えていましたが、資産除去債務会計基準ができてからは減損損失の一部を構成しないと聞きました。しかし、具体的にどのように会計処理が違うのかよく分かりません。どうぞ、ご教授ください。
【回答】
1 資産除去債務
資産除去債務とは、有形固定資産の取得、建設、開発又は通常の使用によって生じ、当該有形固定資産の除去に関して法令又は契約で要求される法律上の義務及びそれに準ずるものをいいます(詳しくは本誌2017年12月15日号拙稿を参この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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