外貨建有価証券の会計処理
2020年12月22日
内野恵美
(うちの・めぐみ 公認会計士) 【質問】当公益財団法人は、公益目的事業の財源を、基本財産として出捐された株式の配当金と円建の債券の運用益としてきましたが、恒常的に低金利が続いていることから、財源確保のため、外貨建債券の取得を検討しています。
取得する債券は満期保有目的の債券に限らず、時価の算定が困難な仕組債等を購入する可能性もあります。決算時の期末評価のほか、期中償還など必要な会計処理についてご教示ください。
【回答】
(うちの・めぐみ 公認会計士) 【質問】当公益財団法人は、公益目的事業の財源を、基本財産として出捐された株式の配当金と円建の債券の運用益としてきましたが、恒常的に低金利が続いていることから、財源確保のため、外貨建債券の取得を検討しています。
取得する債券は満期保有目的の債券に限らず、時価の算定が困難な仕組債等を購入する可能性もあります。決算時の期末評価のほか、期中償還など必要な会計処理についてご教示ください。
【回答】
1 外貨建有価証券の取得等
公益法人会計基準は、注解8において、外国通貨、外貨建金銭債権債務(外貨預金を含む。)及び外貨建有価証券等については、子会社株式及び関連会社株式を除き、決算時の為替相場による円換算額を付し、換算差額は、原則としてこの記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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