インボイス「受領時」に求められる対応と意外な落とし穴
2021年09月24日
坂井欣典
（さかい・よしのり 税理士）
（さかい・よしのり 税理士）
インボイス（適格請求書）を電子で受領したのか、書面で受領したのかによってその保存要件は異なる。本稿では、電子インボイスで受領した場合と書面インボイスで受領した場合のそれぞれの保存時の注意点や管理の際に必要な体制について解説する。
はじめに
本稿では令和5年10月1日から開始する適格請求書等保存方式（以下、「インボイス制度」という。）について、適格請求書（以下、「インボイス」という。）を受領する側の取扱い（消費税法に定められている仕入税額控除の要件）について解説する。また、令和4年1月1日から施行される電子帳簿保存法の改正に伴う電子帳簿の保存要件についても触れることでインボイスの受領方法と保存方法並びに受領時と保存時の注意点を確認する。<
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