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「減価償却」とはどんな手続きなのか

　本連載も第5回目ということで、ようやく軌道に乗り始めた。月2回発行の本誌においてこのコーナーは月1連載なので、私が誌上で読者諸兄とお会いするのは2回に1回ということになる。もはやその存在が忘れられているのではないかという気がしないでもないが、本誌における一服の清涼剤として、ひっそりと存在感を放っていくことを目指したい。
　さて、今回は減価償却という会計上の手続きについて考える。減価償却とは、一言でいえば「複数期間にわたって使用する資産の取得に要した支出額をその使用期間中に費用として配分する手続き」とまとめることができる。
　上記の取引においては、4年間使用する予定の備品を4,000の支出で購入したので、その金額を耐用年数す