管理職層への昇進・昇格 人材の見極め方

佐竹雅弘
(社会保険労務士)
管理者層への昇進・昇格時において、人事評価に頼りすぎると、昇格を見据えた恣意的な運用になる可能性もあります。管理職としての人材や能力をどのように見極めたらよいでしょうか。 資格等級制度や仕組みの形に違いこそあれ、各法人では何らかの各等級の昇格基準を設けており、一定の条件をクリアしたと認定した場合に昇格するような人事管理を行っています。
 今回は、とりわけ管理職層への昇格が焦点となっています。管理職は非常に重要なポストであり、事前に適任かどうかを慎重に見極める必要があります。もし、全く資質のない人材にマネジメントを期待し教育しても、本人の負荷になるばかりか、組織やチームに問題山積の温床になる可能性も生じます。
 ご指摘にあるように、人事評価も管理職の資質や能力を判定する材料として参考にすべ
                           

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