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 例題：以下の取引を仕訳しなさい。　当年度の会費を会員の預金口座から引き落としたので、普通預金に100,000円の入金があった。（第47回公益法人会計検定試験（3級）より抜粋） 

借方・貸方の識別法

　今回は、仕訳の問題です。簿記・会計の検定試験においては、この仕訳の問題は必ずと言ってよいほど出題される頻出の問題です。仕訳とは、前回11月号の本連載で考えた複式簿記の規則に基づいて行われる取引の記録です。まず、仕訳を行う時の基本ルールは、前回も考えた通り、以下の図の通りとなります。
　解答でも示している通り、仕訳は、左右ワンセットで記録を行います。なお、簿記・会計においては、この左側を借方と言い、右側を貸方と言います。元々は借や貸