リスキリングと従来の研修の違いとリスキリングの効果的な進め方
2025年12月14日
島﨑髙偉
(しまざき・たかひで 中小企業診断士)
リスキリングとは、従来の研修と何が違うのですか。また効果的な進め方を教えてください。 「リスキリング」という用語が広く使われるようになり、人材育成を図る企業・団体も増えてきました。また、政府も「人への投資促進コース」「事業展開等リスキリング支援コース」などの助成金を用意して、その推進を支援しています(厚労省Webサイト、本誌2025年7月15日号56-57頁参照)。一方で従来の「研修」を「リスキリング」と誤解している例もあるようです。リスキリングの現状と従来の研修の違い、及びリスキリングの効果的な推進のための課題について解説します。 (しまざき・たかひで 中小企業診断士)
1 リスキリングの現状
近年、DXやAI技術の進展によって社会・経済環境に大きな変化が起きており、その対応が喫緊の課題になっています。大手企業では約65%が実施しており、中小企業も約38%が実施しています(パーソルイノベーション社調査)。2 リスキリングと研修との違い
リスキリングと従来の研修とはいずれも「人材育成」の意味では同じですが、大まかに言えば、リスキン月刊公益オンラインとは
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