第6回 「全職員採用」のススメ
2026年08月31日
志村智彦
(しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
採用担当者だけが頑張る採用には、限界があります。採用力を本質的に高めるためには、全職員が採用に関わる意識と仕組みが不可欠です。今回はリクルーティング・イノベーション5つ目の視点「全職員採用」についてお伝えします。 (しむら・ともひこ 中小企業診断士/MBA(経営管理修士))
「担当者だけ」が頑張る採用の限界
採用担当者が一生懸命に取り組んでいるにもかかわらず、採用がうまくいかない──そのような状況の背景には、「採用は担当者の仕事」という組織全体の無意識の前提があることが少なくありません。特に小規模組織においては専属の人事部が存在しないケースも多く、面接をトップ自らが行なったり、各部署の管理職や現場職員が担当しているのが実情です。しかしその場合でも、「頼まれたから仕方なく面接に出る」という意識では、面接の質や求職者への対応に如実に影響が出ます。
一方、採用がうまくいっている組織は、担当者だけでなく、全職員が採用に対して当事者意識を持っています。「自分たちが迎える仲間を探している」という意識が浸透している組織では、面接に直接関わらない職員でも、求職者の来訪時に丁寧に接するようになる
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