【相談室質疑応答事例紹介】「公益法人会計基準に関する実務指針」の全面改定とその対応

【質問】最近、「公益法人会計基準に関する実務指針」が全面的に改定され、平成28年3 月決算から適用されるとお聞きしました。急な話でどのように対応したらよいのか判断しかねています。そこで今回の改定によって平成28年3 月決算で何が変わるのか、また、今後の対処事項等について、ご教示下さい。【回答】
 平成28年3 月22日、日本公認会計士協会は、「公益法人会計基準に関する実務指針」(非営利法人委員会実務指針第38号)(以下、「新実務指針」という。)を公表しました。従来、会計に係る実務指針は「その1 」から「その4 」までの4 本立てになっていましたが、整理・統合し1 本に集約され、平成28年3 月決算から適用されることになっています。急な改定ですが、基本的な考え方に変化はなく、移行後の環境の変化や会計処理に係
                           

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