【解説】公益目的支出計画完了後の平成20年会計基準適用の判断と実務

中村雅浩
(なかむら・まさひろ 税理士)
公益目的支出計画を完了した一般法人が適用すべき会計基準とは何か、各種法令を踏まえた上でそれぞれのメリットや問題点を挙げ、検証する――。

はじめに

 公益目的支出計画を完了した法人は、本年3 月末現在で少なくとも1,875法人に達しており、移行認可された法人(本年3 月末で11,667法人)の6 分の1 程度を占めるまでになってきた。公益目的支出計画の完了は、ここ2 〜3 年の間に急速に進んでいき、その後数年かけて緩やかに着地していくと予想されている。
 さらに、法務省の統計によれば平成27年は年間6,000件弱の一般社団法人及び一般財団法人(以下、「一般法人」という。)が新規設立されている。これらの法人が斟酌すべき会計基準については、平成

この記事はシェアコモン200利用法人限定です。

利用法人の方は、下記からログインしてください。
シェアコモン200のサービスについて、詳しく知りたい・登録したい方はお問合せください。

ログイン

無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。

  1. 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
  2. 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
  3. よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!
無料登録はこちら