【解説】なぜ公益法人は、一般法人より勲章が少ないのか?
2019年07月24日
斉藤永幸
(さいとう・ながゆき 非営利組織ジャーナリスト)
今年5月、内閣府から栄典制度を見直す提言があった。その検討に際して使われた統計には意外な新事実が含まれていた―栄典と公益法人の真相に迫る。(さいとう・ながゆき 非営利組織ジャーナリスト)
長年、社会的な課題に取り組んできて、それが形として認められる。そのひとつに栄典制度がある。戦後は1963年より、各界に大きく貢献した者が春と秋に叙勲され、その様子はメディアに採り上げられることも多い。
しかし、「公」に貢献していることが当然視されている公益法人の役員は、実は一般法人と比べて栄典を授与された者は少ない。今年5 月に内閣府が公表した「時代の変化に対応した栄典授与に関わる提言」から次頁のデータ【表1】をみると、公益法人は22件であるのに対し、一般法人は67件となっているのだ。なぜこうした差が生まれてしまったのだろうか?<
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