北海道胆振東部地震被災体験記―学生21名とスマホとともに―

金子良太
(かねこ・りょうた 國學院大學経済学部教授)

6日 3:08地震発生、その時

 私と学生21名は、東京から9 月4 日〜 6 日の2 泊3 日の予定で、ゼミの授業の一環として北海道を訪問していた。
 9 月6 日午前3 時過ぎ、私と大学生21名が宿泊する北海道定山渓で、携帯がすごい勢いでなり始めた。東日本大震災以来、久々の緊急地震速報の警告音だ。10秒もするとすごい勢いで建物が揺れ始めた。私は、一度電気とテレビをつけた後、学生代表と連絡を取り、部屋を回って安否を確認した。その後わずかして、停電した。これが全道的な停電のはじまりであったとはまったく分からなかった。その後、復電した。自家発電が無事作動したことを後で知った。
 午前4 時45分に、大学所属長と事務所宛に安否確認の第1 報を入れる。その後も眠れず、午前6 時

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