【特集】役員が亡くなる前に押えておきたい全手続〜役員等が死亡した際の葬儀の手配と会計・税務
2018年11月12日
長南全隆
(ちょうなん・よしたか 税理士)
(ちょうなん・よしたか 税理士)
- CATEGORY
- 法人運営・税務・法人葬
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- Ⅰ 社葬(法人葬)の役割と必要性
- Ⅱ 総務担当者が行う主な手続き
- 1 事前に準備しておくべきこと
- 2 法人葬の実施
- 3 法人葬の実施後
- Ⅲ 経理担当者が行う主な手続き
- 1 法人葬に関する手続き
- 2 死亡した役員に関する手続き
- Ⅳ 法人葬に係る会計処理
- 1 計上区分
- 2 会計区分
- Ⅴ 法人葬の制度との関係
- 1 公益社団・財団法人
- 2 公益目的支出計画の完了確認を受けていない一般社団・財団法人
- Ⅵ 法人葬の法人税法上の取扱い
- 1 費用の種類
- 2 特別の利益(非営利型の一般社団・財団法人)
- おわりに
Ⅰ 社葬(法人葬)の役割と必要性
社葬とは、故人の会社に対する功績を称えて感謝の意を表するとともに遺族を慰めるため、会社が執り行うお葬式です。そして社葬には、以下の役割があります。・対内的には、会社にとっての重要人物を失った悲しみを分かち合い、新体制のもとで一致団結して難局を乗り越えていこうという結束力を高めるための機会としての役割・対外的には、取引先等への経営承継の発表と、社葬を滞りなく行うことで会社の信頼性と安心感を高める広報活動としての役割 公益的活動を主たる目的とする公益・一般法人は社会的影響力や国民の関心が高く、事業活動を通じて多種多様な方々と関わります。
したがって、ご遺族が行う“個人葬” では多数の会葬者に対応しきれ
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