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研究より金儲け!?

　文部科学省が実施した調査結果によりますと（注1 ）、大学等の研究機関が研究者に支給する個人研究費の額の減少は顕著であり、10年前と比較して、「減っている」とする者が約4 割を占め、そのうち「概ね5 割以上の減」とする者が15％であるとされています。
　他国においても似た状況があるらしく、削減される研究費の獲得競争に敗れ、職を追われた研究者たちを主人公とした作品が『いつだってやめられる7 人の危ない教授たち（原題：Smetto quando voglio）』（監督：シドニー・シビリア、2014年）です。
　神経生物学者のピエトロは、授業料を払わない生徒を追い掛けて入り込んだディスコで合成麻薬の存在を知ります。合成麻薬も規制の対象とされているものの、違法