【宵越しのゼイはもたねえ。】シーン43 波のまにまに流れる広告宣伝費

上松公雄
(税理士・ニューカルチャー研究室)

根強い人気の安定したメディア!!

 過去のメディアと思われがちなラジオですが、総務省の「情報通信統計データベース」からコミュニティ放送局の数をみますと、統計初年の1992年から一度も減少することなく、2018年には325事業者までに増加し、また、別の集計では2019年8 月現在で329局となっており(注1 )、ラジオには、侮れぬ需要と期待が寄せられていることが推察されます。
 1980年代の中頃までは、東京圏でFMのラジオ放送は2 つしかなかったものの、すでに、この当時からごく限られたエリアにおける有用な情報を提供するメディアとしてミニFM局、FMラジオが活用された例が存在します。そして、その当時のミニFM局を舞台にした作品が『波の数だけ抱きしめて』(監督:馬場康夫、1991年
                           

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