シーン47 公益法人に大きな衝撃

上松公雄
(うえまつ・きみお 税理士・ニューカルチャー研究室)

税の種類が2,000種以上!?

 江戸時代の税金、租税といいますと、年貢が思い浮かびますが、年貢以外にもたくさんの税金、租税があり、お米や物、お金で納めるものの他に、「役、課役」といった労務、役務を提供するものやそのために必要となる物資を負担、用意するものもあったとされます。明治維新における代表的な改革のひとつに地租改正がありますが、これとほぼ同時に雑税整理が行われ、整理される前の雑税の数は「2,000を超えていた」とされます(注1)。
 特に、労務、役務の提供は現代の納税、租税負担の形態としては存在しないので、その軽重について想像がつかず、根拠もないままに、「大して重いものではない」と決めつけてしまいがちですが、これが決して侮れない負担であったことを、『殿、利息で

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