基礎から確認!! 立入検査の流れと実務上の留意点
2018年09月13日
大野秀二
（おおの・しゅうじ 公認会計士）
（おおの・しゅうじ 公認会計士）
- CATEGORY
- 法人運営・行政庁監督・立入検査
- 対 象
- 公益法人・一般法人
目 次
- はじめに
- Ⅰ 立入検査とはなにか
- Ⅱ 行政庁の監督
- 1 「監督の基本的考え方」について
- 2 勧告、命令等、公益認定の取消
- Ⅲ 立入検査の基本的考え方と検査当日の流れ
- 1 「立入検査の考え方」について
- 2 立入検査当日のスケジュール
- 3 準備すべきもの
- 4 質問に対する答え方
- Ⅳ 立入検査を受ける前に確認しておくべきこと
- 1 公表されているチェックリストの活用
- 2 すでに提出した書類の再確認
- 3 重点的に確認すべき事項
- Ⅴ 移行法人の立入検査
- おわりに
はじめに
平成25年11月に移行期間が終了してから3年超が経過し、立入検査を受けた法人も増えてきました。平成27年の「公益法人の概況及び公益認定等委員会の活動報告」（内閣府）によれば、平成22年度から平成27年度までの6年間で、内閣府と都道府県を合わせて8,168件の立入検査が行われています。同一法人が2回以上立入検査を受けているケースなどがあり単純には言えませんが、平成27年12月1日現在の公益法人数が約9,400ですので、それでもかなりの割合の法人が立入検査を受けていることとなります。一方で内閣府が行政庁である法人の場合、立入検査を受けた割合は都道府県が行政庁である場合に比べると相対的に低く
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