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ホンダとヤマハのオートバイ戦争

　最近、年月の移ろいを痛感しましたのが、本田技研工業（以下、ホンダ）とヤマハ発動機（以下、ヤマハ）が、排気量50㏄のバイク、いわゆる原チャリの分野で業務提携を行い、ホンダがヤマハにOEM供給をするというニュースに触れたときであります。
　わたくしが高校生の頃（80年代始め）、オートバイ市場におけるホンダとヤマハの競合関係は激しいものがありました。巷間いわれるところの「HY戦争」でありますが、実際の主戦場は、正確には、今回、提携することとなった原チャリ部門、つまり、ロードパルV.S.パッソルに始まり、タクトV.S.ジョグと続いた販売競争を指すようでありますが、個人の勝手な思い込みにより書き換えられた記憶によりますと、いわゆる中型自動二輪（排気量25