【景気のゆくえ】オルタナティブデータで景気を読む

山澤成康
(やまさわ・なりやす 跡見学園女子大学教授)

 新型コロナウイルスの感染拡大で注目を集めているものに、「オルタナティブデータ(代替データ)」がある。位置情報やクレジットカード決済情報、POS(販売時点情報管理)データ、検索サイトの検索件数などが代表的である。
 政府統計は正確だが足が遅い。日本全体の経済活動を表す国内総生産(GDP)や企業の景況感を表す日銀短観は四半期に1回の発表だ。一方、新型コロナウイルスの新規感染者数などは日次で公表される。経済政策は、現下の経済状況を正確に把握して実行すべきだが、その情報源としては月次統計でも遅いくらいである。
 そこで、オルタナティブデータが注目されている。内閣府の「V-RESAS」は、さまざまなオルタナディブデータを原則週次で集め、都道府県別や市区町村別でのデータ分析を可能にしている

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