Withコロナ時代の立入検査の理解と対応
2021年08月26日
船山 奨
(ふなやま・しょう 税理士)
(ふなやま・しょう 税理士)
立入検査の本来の意義を理解していれば、不要なプレッシャーを感じることもなくなるだろう。本稿では、役員と職員が知っておくべき事前準備と立入検査当日の対応を、実際の時系列に沿って解説する。また、コロナ禍ならではの注意点などもあわせて示す。
はじめに
公益法人や移行法人の公益性の監督を担う立入検査は、コロナ禍でもその執行をためらうものではない。しかし感染防止を呼び掛ける状況下で、その様態は変化せざるを得ない。本稿では、立入検査のエッセンスを制度から理解し、筆者の立ち会った経験を紹介しながら、コロナ禍での立入検査対応を検討したい。Ⅰ 立入検査とは
平成20年12月に施行された「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」(この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
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