[31]第3部 中間法人制度の創設②

公益法人制度の変遷と今後の課題
渋谷幸夫
(しぶや・ゆきお 全国公益法人協会特別顧問)

Ⅳ 法人制度分科会における中間法人制度に関する審議と経過

 法人制度研究会報告書を受けて、1999(平成11)年9 月から法制審議会民法部会(部会長・星野英一東京大学名誉教授)は、中間法人制度を審議事項とする法人制度分科会(分科会長・平井宜雄筑波大学教授。以下「分科会」という。)を設置し、この分科会においてその審議を行うことを決定した。
 分科会は、法人制度研究会報告書をその審議の基礎に置きつつ、あらためて基本的論点の検討を行い、8 回にわたる審議を経て、2000(平成12)年2 月2 日には、「中間法人(仮称)制度の創設に関する要綱中間試案」の分科会案が取りまとめられた。
 そして、法制審議会民法部会は、2000(平成12)年3 月21日開催の第35回会議において、この

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