社会保険の算定基礎届
―テレワーク費用にも対応の記入実務
2022年05月20日
川島孝一
(かわしま・こういち 社会保険労務士)
(かわしま・こういち 社会保険労務士)
Ⅰ 標準報酬月額の区分を決める報酬の対象とその留意点
1 標準報酬月額
健康保険・厚生年金保険では、被保険者が法人から受ける毎月の給料などの報酬の月額を区切りのよい幅で区分した標準報酬月額に照らし合わせ、保険料の額と保険給付の額を計算します。いったん決まった標準報酬月額は毎月変動するのではなく、定時決定や随時改定などを経ないと変更されません。賞与については、その支給の都度、税引前の賞与総額から1,000円未満を切り捨てた標準賞与額を設定します。標準賞与額には、1か月間の支給額や年度の累計額に上限があります。上限額は、健康保険では年間573万円、厚生年金保険では1か月150万円です。
健康保険制度の標準報酬月額は、第1級の5万8,
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