立入検査への事前準備と
ポストコロナの留意点
2022年10月24日
石崎一登
(いしざき・かずと 公認会計士・税理士)
(いしざき・かずと 公認会計士・税理士)
- CATEGORY
- 法人運営
- 対象法人格
- 公益法人
- 対象職位
- 管理職・職員
目 次
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 実施状況と検査の流れ
- 1 コロナ禍における立入検査
- 2 立入検査の位置づけと実際の流れ
- Ⅲ 立入検査前のチェックリスト
- 1 公益目的事業等の実施状況
- 2 法人の経理
- 3 法人のガバナンス
- 4 法人の情報開示
- Ⅳ おわりに
Ⅰ はじめに
令和2年度に引き続き、令和3年度も、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発出により、法人の事務所において複数の検査担当者と法人の役職員が参集する形で行われる公益法人の立入検査の実施にも制約が多かったものと思われる。このため、行政庁の側においても、法人の状況を十分に把握した上での改善指導ができておらず、今後、ポストコロナにおいて、立入検査の実施が再び本格化した際、指摘事項が増えることも想定される。また、行政庁の立入検査担当者の短期的な人事異動により、根拠法令等を十分に確認しないままに指摘が行われるケースもあるようである。本稿では、立入検査を受ける前に、法人の運営・ガバナンス面、会計面の再確認を
この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。
- 公益法人・一般法人に特化した専門書籍を10%オフで購入できます!
- 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
- よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!