公益法人への情熱 全国公益法人協会と歩んだ50年 渋谷幸夫自伝
第2回 想定外の保養所運営

理事長に就任

新たな抱負と、連載執筆の打診

 平成元年 3 月、私は神奈川県を退職し、 4月 4 日付で財団法人神奈川県企業庁サービス協会(以下、サービス協会。〈現・一般財団法人かながわ水・エネルギーサービス〉)の理事長に就任した。昭和60年 4 月から62年 3月まで、企業庁管理局総務室長としてサービス協会の主務官庁の立場にあったので、各種報告を通してサービス協会の実態についてはある程度理解していた。しかし法人経営の責任者は、行政の場合と異なり、毎日が勝負であるため、新たな決意で臨むこととした。
 川崎さんからは理事長になったのであるから、これからは実務を踏まえて、「月刊税経」に公益法人の管理運営について書いてくれないかとの要望があった。しかし、すぐにその要望に応えること
                           

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