指定から一般への振替処理廃止案に賛否

 本年 3 月18日、第65回「公益法人の会計に関する研究会」が開催された。公益法人会計基準の改正について第62回から64回までに、結論が得られていない主要論点について検討された。なかでも、振替処理の廃止に関する提案について、指定純資産から一般純資産への振替処理を廃止することでわかりやすい情報開示を図りつつも、その影響について慎重な評価が必要だとする指摘があった。振替処理がなくなることは、指定純資産と一般純資産の性質の差は比較的小さいという考えによるもので、平成16年時の考え方や、アメリカの会計基準等の考え方とも異なる点があると懸念された。以下に、非営利組織会計を専門領域とする明治大学教授の石津寿惠氏のコメントを掲載する(編集部:岩見翔太)。 第65回公益法人の会計に関する研究会では、これまで行われてきた公益法

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