公益・一般法人オンライン

　本年4月、内閣府は「公益法人の自主的・自律的ガバナンス強化のための調査報告書」を公表した。本報告書は、認定法改正に伴い、公益法人のガバナンス充実を目的として実施され、1,000法人中305法人の回答を得たアンケートと、選定された17法人へのヒアリング調査の結果が示されている。報告書内では、内部規範の再整備に積極的な法人や理事選任にあたって候補者の専門性や適性を可視化するための評価表「スキルマトリックス」を活用する法人など、ガバナンス強化のための具体的事例が紹介されている。一方で、強化のためには限られたリソースという制約があり、現場の厳しい実情が示されている。以下には、公益法人のガバナンスを専門とする森智幸氏のコメントを掲載する（編集部：岩見翔太）。   　令和7年4月2日、内閣府