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 Q　工事の不具合を理由とした値引きの性質 　当財団では過日、会館内の空調設備に関して切替え工事を実施しました。
　ところが、工事の仕上がりに不具合が認められ、工事をやり直す必要などがあったため、当初の工事の期間を含めて数週間にわたって会館の使用停止を余儀なくされました。
　当財団では会館の外部への貸出しが収益事業となっていますので、数週間の使用停止によって相応の逸失利益が生じたと認識しています。
　このような事情から、施工業者に対しては逸失利益の補てんを求めましたが、施工業者は、当初の工事に施行ミスなどはなく、契約した期日までに工事は完了していること、やり直しとする工事は新規工事であることなどを主張して逸失利益の補てんや損害賠償は拒絶されました。ところが、交渉