【論壇】公益法人の業績評価に「インパクト」値を

宮本幸平
(みやもと・こうへい 神戸学院大学教授(公社)非営利法人研究学会理事
 京都大学博士(経済学)。京都大学公共政策大学院非常勤講師。会計理論学会理事。日本地域資源開発経営学会理事。公益法人会計検定試験委員。元京都府公益認定等審議会委員。単著に『非営利組織会計基準の統一』森山書店(会計理論学会賞受賞)など計11刊。論文に「企業会計との統一化を指向した政府会計の表示の妥当性考察」『公会計研究』(国際公会計学会賞受賞)など多数。  今日、公益法人の「インパクト」評価について議論が始まっている。「インパクト」とは、活動等により発生する成果・変化であり、基本的に貨幣価値で表される。そしてこれをもとに活動の「有効性」が評価される。
 既にNPOでは、英米を中心に「インパクト」測定に対する研究と実践が進んでいる。また、我が国中央政府では、「証拠に基づく政策立案」(EB
                           

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